けいこ春秋を識らず
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夏期講習間近！
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さて
学習塾Vie Aubeの集い
最後の話しで
「けいこ春秋を識らず（しらず）」
これは、有名な思想家「荘子」の言葉です。
私も先日のセミナーで聞いた話しです。
とても良い話だったので
学習塾Vie Aubeの集いの最後の話しとして
取り上げました。
けいこ＝蝉（せみ）
蝉は夏の間しか生きられない昆虫。
蝉は夏以外の他の季節を知らずに、生命を全うする生き物。
はかないですね。という意味。
ここに疑問を投げかけたのが
曇鸞（どんらん）という方。
この方、
あの浄土真宗の祖、親鸞（しんらん）上人の
師にあたる方とされています。
曇鸞「では、蝉は夏を識っているのか。」
深いですね～。
これを聞いたとき背筋がす～と冷えました。
昆虫だからではないですよ。( *´艸｀)
そうです。
蝉は、夏の間しか生きていないので
・・・夏すら知らない。
夏を認識できるのは
「春夏秋冬」全ての季節を知っているからこそ。
残念ながら、蝉は自分が生きている夏を
夏とは認識せず、はかなく死んでいくのです。
小・中学生として、受験生として
そして、人は生きていく上で
良い時期もあれば、悪い時期もあります。
勉強や仕事に対して、
前向きな時もあれば、後ろ向きのときもあります。
そして、意味のないと思われることもたくさん経験します。
さらに嫌なこともたくさんたくさん経験します。
それは、経験しなければならないこと。
その全てが皆さんにとって、とてもとても大切なもの。
全てを経験できるからこそ、人として「進歩」できる。
なぜなら
「良い」も「悪い」も知らないと「良い」ものは分からないから。
「けいこ春秋を識らず（しらず）」
この言葉大切にしたいですね。
また
大人として、親として
子どもが進んでいく上で、障害物があると
つい取り除いてあげようとします。
それは
親の「優しさ」というより
「甘さ」なのかもしれませんね。
障害物をあえて経験させることも
大切なことなのだと思います。
親が子どもに手を差し伸べる場合。
参考にしてください。
私自身も、再認識できました。
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