授業の「拘り(こだわり)」
先日、非常勤講師に授業ロールプレイ(授業練習)をしていたところ、Mさんのことを思い出しました。
国語の「授業力」のある方は何人も見てきましたが、私はMさんの「授業力」をかなり高いレベルであると認めていました。
もう十数年も前の話しです。同じ教室で働いていましたが、Mさんは当時女子大学生でした。
大きな模試の度に、自分が授業している持ちコースの順位が出る仕組みになっていたのですが、Mさんは国語で「1位」を獲る回数が多かったように記憶しています。(200コースはあったと思うので凄いことです。)
数いる正社員を抜いて「1位」を獲得する!さすがに私もすごいなと感じていました。
あるときMさんにその秘訣を教えていただきました。(私・・・国語苦手(T_T))
M「○○さん(➡私)なんかはすぐ国語できるようになりますよ!」
私「・・・(゚Д゚;)うそん」
M「○○さん(➡私)は数学得意じゃないですか。国語も数学と同じで方程式みたいのがあるんですよ!!!」
私「・・・・・・(゚Д゚;)うそん」
ということでした。
しかし、Mさんを凄いなと感じたのはこの後の言葉です。
M「でも、私はその方法を伝えるのは、入試対策に入ってからにしています。」
私「・・・(゚Д゚;)うそん。なぜ???」
M「その方法は、「得点力」はつくけど国語を「好き」になる方法ではないんですよ。私は国語を「好き」になってほしいから。」
私「・・・(゚Д゚;)(なんじゃこいつ)」
M「だから、私は国語を味わってもらいたいから・・・」
私「・・・(゚Д゚;)・・・(カッコいい!)」
十数年前の話しですが今考えると、Mさんの国語に対する「拘り(こだわり)」です。
私もこのころから、数学に対しての「拘り(こだわり)」を持ち始めたような気がします。もしかしたらMさんに感化されたのかもしれませんね( *´艸`)
昔のことで覚えていませんが(笑)
それでも、それも含めた私なりの「拘り(こだわり)」が現在の学習塾の立ち上げやご縁に関係していることは間違いないなと思います。
懐かしい思い出でした。ちなみに現在Mさんは県外にいて結婚されて幸せに暮らされています。
H.H